UCF30・・・言わずと知れたトヨタの最高級パーソナル・セダンであり、当然、当時の最新技術がもっとも盛り込まれている。
セルシオキャリパーは『SUMITOMO』で生産されている、モノブロック(1ピース)キャリパーで、非常に剛性が高い。
取り付け方法はラジアルマウント方式で、汎用性も高く流用キットも豊富に流通している。
モノブロックキャリパーはこの他、『ブレンボ』が有名。
ちなみに、国内生産車の『ブレンボ』は『SUMITOMO』のOEM生産となっている。
この他、レクサスブランドの車種には、セルシオキャリパーよりローターの対応径の大きなキャリパーが存在するが、いずれもラジアルマウントではない。
UCF30の純正キャリパーが某クションで安く手に入りそうだったので、購入してしまいました。
FD3Sではブレンボなどに代表される大径ブレーキキャリパーの装着で前後の制動力が変化して、『ブレーキバランスが・・・』と言われるのですが、やっぱり大きい方がかっこいいんじゃないか?ってことで、作業開始です。
まぁ、UCF30純正キャリパーの標準適応ローター径はΦ315です。
これは、FD3S純正17インチのローターとほぼ同じ大きさで、価格の高騰するFD3S純正キャリパーよりもセルシオキャリパーの方が安く入手できるメリットもあります。
マツダスピードもSUMITOMO(UCF30ベース)のキャリパーをリリースしているので、あまり心配はしていません。
前後パッドのバランスで対応できるのではないでしょうか??
改めて『バランスが・・・』と感じたらその時また考えよう。
ということで、純正部品etc集めです。
UCF30純正キャリパー流用でよく使用されているローターは、
となります。
ブレーキの効きを優先するのであれば、ローター径の一番大きいJZA80純正が一番良いと思います。
しかし、ローターのハブボア径がΦ62㎜なのに対し、FD3S純正はΦ72㎜です。
となると、流用装着にはローターの加工が必要になってきます。ちなみにUCF30も同じです。
私のように個別でパーツを持っている場合、流用には極力加工は避けたいのでFD3S純正ローターを使うのがベターなのではないでしょうか?
流用キットものならそういった加工が施されてあるでしょうから問題は無いでしょう(たぶん)
先程、『でかい方が格好いい』と宣言していましたが、私のFD3Sはホイールが純正16インチなので、良く考えたら流用して装着できるのか?と思っていたのですが、セルシオも純正ホイールは16インチです。
それに、キャリパーがローターを逃がすような形状になっているので、なんとかできるかなー・・・・なんて考えています。
FD3S純正17インチローターをまたまた某クションでGetしました。
保管状態があまりよくないと言うことで、安く入手することができました。
向かって右側が磨き終わった純正ローターです。
厚みもそこそこ残っていたのではないでしょうか?
ただ、おそらく地面に直接ローターを置いていたのか、少し表面が荒れていましたが問題ない程度でした。
画像は そのローター磨きのビフォア・アフターです(笑)
UCF30の純正ブレーキパッドも同時期に入手しています。
後はキャリパー付属の純正部品(ショートパーツ)とブラケットのみです。
純正のショートパーツの準備です。
キャリパーだけあってもブレーキパッドは装着できません。
以下、私が入手した部品です。
(実際に購入される方は、ディーラーなどで必ず確認して下さい。)
トヨタ純正部品番号
キャリパーは一応オーバーホールしました。
あとは、流用ブラケット購入のみですね。
本来ならブラケットを購入してから部品を調達、となるのですが今回は順番が前後してしまいました。
まぁ、流用キットでも良く流通しているので、大丈夫だろうと思っていたので・・・
職業柄、加工して自作しても良かったのですが、今回はパスしました。(※)
さて、FD3Sローター×UCF30キャリパーの組み合わせが可能なブラケット探しです。
しかし、ほとんどがきっと販売で、あまりブラケット単品だけというものがありません。
どうしようかなー、と思っていたところにちょうど良い単品ブラケットが某クションにでていました。
材質も超超ジュラルミンのA7075だし、純正16インチホイールが装着可能ではありませんか?
早速購入検討です。
(※)結局、加工して作ってみました。
ブラケットが到着したので、試着してみましょう。
まず、純正16インチキャリパー&ローターを取り外します。
純正17インチローターと比較すると、大きさの違いが良く分かります。
とりあえず、キャリパー&ブラケットを先に装着します。
というのも16インチローターと17インチローターのパックプレートは共通品番なので、交換の必要は無いのですが、
セルシオキャリパーのほうが16&17インチ純正キャリパーより大きいので、少しではありますがバックプレートと干渉します。
その分をベビーサンダーなどで切り落とします。
下方の端も同じぐらい切り落とせば、装着可能になります。
画像を見てもらえば分かると思いますが、本当に少しだけです。
これは、FD3Sに限ったことではないのですが、大抵キャリパーを流用装着した場合、キャリパーとバックプレートが干渉する可能性が高いので、今回のように追加工が必要となる場合があります。
あとは、ローター・キャリパーと組みつけていけば完成です。
ブレーキホースはFD3S純正のものは使えなくなるので、交換します。
私は、キノクニで材料を購入し、作成しました。
さて、キャリパーのエア抜きをして、ガタや付け忘れが無いか確認し、いよいよ純正ホイールの装着です。
やはり、そのままでは装着できなかったのですが、スペーサーを5㎜ほど、追加すれば大丈夫です。
まぁ、ほとんどの方が純正ホイールではないでしょうが、参考になりましたでしょうか?
しかし、これなら自分で流用ブラケット作れそうな気がする。
今度採寸してみよう。
最初は「ノーマル純正風がさりげなくて良い!!」などと言っていたのですがいざキャリパー装着前になると欲が出てきました。
そう・・・キャリパーに色を塗ろう・・・と言うことで
散々悩んだ挙句、青色に決定しました。
色は、ニッサンの『ブリリアントブルー TPM(カラーNo.TV3)』にしてみました。
しかし、想像していた色味より青が強かったのですが、中々良い仕上がりになったのではないでしょうか?(自画自賛(笑))
実際セルシオキャリパーを装着してみると、非常に地味です。かなり地味です。
もしかしたら、色を変更するかもしれません・・・
セルシオキャリパーを変更している間に、ブラケットを新たに製作しました。
今回製作した分では、ブレーキホースはFD3S純正を使用し、パイピングも純正流用で対応しています。
ちなみにキャリパーが青なのに、ブラケットのアルマイトが赤で非常にミスマッチだ。という指摘はご遠慮ください(笑)
キャリパー装着直前まで赤色に塗装するつもりだったので・・・(^^;)
実際装着してみると、ブレーキブラケットが0G(ジャッキアップした)状態のハンドルフルロック時ではダンパーと干渉する(汗)
1G(着地)状態では干渉しないのですが、少々気持ち悪いので、ブレーキホースブラケットを若干削りました・
私の持っているオーリンズでは当たるようです。
最初試着した時の純正ダンパーだと当たらなかったんですが・・・
セルシオキャリパー取付けにはTRDのモノブロックキャリパーキットの手順書を参考にしました
TRDのキットのモノブロックキャリパーはΦ323㎜のローター径に対応しているようですね。
そういえば、このUCF30セルシオキャリパー、ブレーキバランスやフィーリングに諸説いろいろあるようなのですが、そのあたりは少しずつレポートしていきたいと思います。
実際、同じローター径(純正17インチ仕様)との比較では、どうなんでしょうね?
私のFD3Sは16インチ仕様からの変更ですし・・・
Φ323㎜ローター仕様やレクサスキャリパーも今後機会があれば、考えてみましょうか・・・
最近、流用ブラケットを製作して欲しいという問い合わせがあったりします。
裏事情を少し暴露してしまうと私が製作したセルシオキャリパーのキットを某クションに出品してみたことがあります。
当たり前の話ですが、オークションに出品するだけでは怪しさ満開なので誰も入札することはありませんでした。
それどころか、何度も『FD3Sの純正17インチローターのみ対応』としているのに、『JZA80ローターではだめですか?』と質問されたりするので、止めました。
たとえ純正でも他車種だと全くだめですし、保証対応しきれないので・・・
結局、きっちり装着できそうな知人やショップさんに製作したブラケットの残りのをお譲りしました。
次回以降の製作分は顔を知っている人だけに限定させて頂いております。